緑の木、赤いバラの花が咲いているべさ。
あんたやオラのために花が咲いているんだぉん。
だはんで、おら思うんだ。なんぼこの世界はすばらしいんだべなって。
青い空、それに白い雲が見えるべさ。
昼間は明るくてさっぱりするし、晩げになれば気持ちがしーんとするきゃ。
そしたら、おら思うんだ。なんぼこの世界はすばらしいんだべなって。
虹は七色に、空いっぱいに広がって。
あんたやオラや、道歩いている人の顔が光るんだ。
みんなが握手して「こんにちは」ってしゃべっているのがわかるんだ。
みんなが、本当に好きだってしゃべっているよ。
赤ん坊の泣き声が聞こえている。
オラは赤ん坊が大きくなっていくのをずっと見てるよ。
オラたちよりももっといっぱいものおぼえていくんだべな。
だはんで、おら思うんだ。なんぼこの世界はすばらしいんだべなって。
本当に思うのさ。この世界はなんぼすばらしいんだべなって。
画像は7月24日夕方、東京近辺にかかった虹です。「(虹を見て)なんとなく、安堵の気持ちになった。オズの魔法使いの正体が、わかったからかな?」。このメッセージとともに送ってくれた方がいました。
詩の方は、ルイ・アームストロングの『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』の津軽弁バージョンです(あや子訳?)。2003年頃、講演をすると、最後に、曲を流しながらこの詩を朗読したものです。