なんとなくサンネット日記

2011年4月30日

終わりのない物語

Filed under: つぶやき — toshio @ 10:50 AM
天空の城みたい

天空の城みたい

 「治療とは、患者が自分の病気に関する物語を書き換える のを手助けすること」。先日、友人からもらったメールでこの言葉を知りました。

 「患者が自分の病気に関する物語を書き換える」という行為と考えかた、それは知っていました。だいじなことと、私の胸の中で温めてきました。それが、“回復”といわれる生き方と深くかかわっていることも、いろいろな現実から教えてもらったと思います。

  しかし、患者、あるいは障害者といわれる人が回復の道を生きようとすることと、医療や福祉の治療・援助活動とは、本質的には交わることのない別領域のこと、そう決めつけていたのかもしれません。

 私が回復ということを知って30年。少なくてもこの10数年、専門家は、患者の書き換え=回復を「認める」ようになったと思っていました。

 治療や援助は、「物語を書き換えること」そのものには関与できません。だいたい、物語を成り立たせている言葉や考え方と、まったく別次元で存在しています。

 それなのに、「物語を書き換えること」を手助けできるし、共通の目標をもつこともできるというのです。こういう考え方はいいな、と直感しました。

 なぜなら、「物語を書き換えること」は排他的で個別の行為ではなくなり、より普遍的な、人類的な大きな物語につながるという考え方に発展するからです。…ほんとうにいいなあ。

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