6年ぶりの会報(おらんど通信)の発行です。
1999年から2008年まで28号を出して、その後、長く休刊していました。
あ
装丁を変え、今後は情報発信ではなくて、人の物語を伝える媒体にしようと思っています。
A6版、表紙を入れて12頁の小さなパンフ。
再開第1号は、荒関さんに病気の体験を語ってもらいました。どうぞ読んでください。
(ご希望の方はご連絡ください。送料込みで100円。郵便振替用紙を入れて送付します。)
6年ぶりの会報(おらんど通信)の発行です。
1999年から2008年まで28号を出して、その後、長く休刊していました。
あ
装丁を変え、今後は情報発信ではなくて、人の物語を伝える媒体にしようと思っています。
A6版、表紙を入れて12頁の小さなパンフ。
再開第1号は、荒関さんに病気の体験を語ってもらいました。どうぞ読んでください。
(ご希望の方はご連絡ください。送料込みで100円。郵便振替用紙を入れて送付します。)
近日中に、サンネット青森の市民研究の報告書ができます。
『グループホームという生きるかたち――ともに語り、暮しあう試み』という題です。
2014年2月発行 新書版140頁 印刷等協力費送料共400円。ご希望の方はご連絡ください。
――夏の夕べなど、グループホーム「ひいらぎ」に着くと、小さな花壇の前で、座ったり立ったりしながらおしゃべりをしている「仲間」たちがいます。20代、30代の彼ら。脇で子どもが遊び、時には70代の先輩当事者も顔を出します。窓から顔だけ出す人もいます。ごく普通の住宅地、どこにもありがちな夕涼み風景。
現在のグループホームは、制度ができた経過からそうなってしまうのでしょうが、いってみれば「社員寮」なのです。独身の社員が、人生のあるとき一時的に住む、といった「社員寮」。社員寮で暮らす人が、地域住民、町会の人とはあまり関係ないように、グループホームが病院や施設ではないという意味での地域生活ではあっても、いろいろな人々が暮らし、生活の息づかいが聞こえる地域生活を、この制度は目指していたわけではなかったのです。
入居者が結婚や子育てなど多様なライフステージを送れるようグループホームの機能が拡充されるべきではないでしょうか。このような多機能的グループホームとでも呼ぶような実践を支えるために、制度的な仕組みの検討がされてもよい時期ではないかと思うのです――。(「はじめに」から 根本あや子)
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目 次
(1)はじめに
グループホーム制度の課題と私たちのいま
(2)共に暮らすということ
セルフヘルプ・グループ/つながり/対話
スウェーデンの実践「癒しの家」DVDを見る
(3)研究クリップ
「ひいらぎ」のみんなと過ごして
ひいらぎ勉強会(2013年9月9日)
(4)当事者の語り
座談会・ひいらぎ利用者は語る
「ひいらぎ」の思い出、そして、支え合うということ(元利用者)
(5)まとめ・今後に向けた提案として
多様な生き方を支える、多様な活動のひろがりを
初仕事
サンネットの確認事項・子育て支援について(抄)
Aさんたち夫婦には、長女の保育園送迎という「仕事」があります。24時間365日休みなしの子育ては、障害者にとって大きな負担です。
そのため、長女は保育園に通所し、日常的に親族・ヘルパー・福祉関係者などの人たちの支援も受けてきました。
保育園送迎は二人でおこなっていますが、冬季は歩道に雪が積もると車道を歩くなど危険な箇所があるため、タクシーを利用してきました。
自宅から保育園は1km足らずですが、長女を連れて歩くと30分ほどかかってしまうこともたびたびで、冬季でなくても負担がいろいろあります。
このような事情を勘案し、当事者の子育て支援として、2008年度からAさんたちの冬季保育園通所において、タクシー利用が必要な場合、初乗り運賃をNPOとして支援してきました。
2011年度冬季をむかえ、長女の送迎について、Aさんたちからタクシー代の支援継続の要望がありましたが、今年もタクシーが必要だろうかといろいろな関係者から異論が出ました。理事会において、この支援を文書化し、誰にとっても確認しやすくした上で、今年度も支援を継続することにしようということになりました。これにより、将来、Aさんと同じような人が出た場合も、同様に支援しやすくなります。以下確認です。
――NPO法人サンネット青森が運営する障害者福祉サービス「地域サービスセンターSAN Net」利用者が子育てをおこなっている場合、子育ての大切さと親である利用者の負担の大変さについて、思いを巡らせたいと思います。
会員、市民に対して、支援の必要性を伝えることで、自主的な行動を喚起し、支え合う地域社会をめざしたいと思います。
サンネット青森の「利用者(精神障害者)の子育て支援」の一環として、当面、保育園通所の際車輌が必要であるが車輌を所持しておらず、タクシー利用するための経済的余裕がなく、送迎を支援する人もいない場合、最低限必要なタクシー代について法人本部で支援します。――
東北地方太平洋沖地震で被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
震災報道で、親戚、友人、知人等がいる地名が報道されています。心配で電話やメールをしても通じません。テレビやラジオなどで想像を超えた状況が報道されるたび、胸が痛くなり、悲しみにおしつぶされそうになります。
しかし危機と苦難に直面しながら生き抜こうとしているたくさんの人たちがいます。県外や海外から駆けつけてくれる支援者がいます。そして、私たちはつながっているんだと気づかされます。
幸い青森市は地震による被害はほとんどありませんでした。サンネットに通うメンバー・職員に変わりはありません。ただ、スーパーやコンビニの食糧品は少なくなり、ガソリンもなかなか手に入らなくなりました。活動に制約が出てきました。しかし、なんとかサンネットの活動を維持しながら、地域で暮らす仲間・メンバーの拠点の役割を守っていこうと思っています。
北海道、東京、神奈川、名古屋、京都、大阪などの仲間から「青森は大丈夫ですか」と電話・メールをいただきました。ほんとうにありがとうございました。
やがてはじまる被害地の復興活動。そのとき私たちも微力ながら貢献できるよう、私たちの力をしっかり保っていきます。勇気や励ましは、ほんの小さな契機から生まれます。小さな力、ささやかな営みであっても、各地の仲間としっかり手を取り合っていけば、この大きな苦難をのりこえる大きな力になると信じています。
いまは、被災地で救いを待っている方々が、一人でも多く、一秒でもはやく救出されますよう心からお祈り申し上げます。
秋空の飛行機雲
11月14日(土曜日)午後2時から、サンネットで広田和子さんの講演会を企画していました。
ところが、昨日、広田さんから電話があり、かぜのため青森に来ることができないそうです。残念ですが、今回は中止にして、日をあらためて再度企画したいと思います。
講演会を楽しみにされていたみなさんにはご迷惑をおかけいたしますが、このような事情ですのでご理解ください。
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